私の好きな歴史上の人物にアウグストゥスという人物がいます。
本当はオクタヴィアヌスという名前で、アウグストゥスというのは「偉大な者」とか「尊敬される人」とか、そういった類の尊称なのですが、こちらの方が短いし通りも良いのでアウグストゥスで通します。
アウグストゥスはローマ時代の人物で、長く続いた共和制ローマを帝国にした初代皇帝になります。

なぜ、私がアウグストゥスを好きかと言いますと、彼が「カリスマの後継者」であるからです。
実は、彼が家督を継いだ先代は「ブルータス、お前もか!」のジュリアス・シーザーで有名な、ユリウス・カエサルという人物になります。
カエサルの人生は波乱万丈、ドラマティックで、戦争をすれば常に連戦連勝。部下からの信任も厚く、ユーモアに溢れ、知己に富み、女にモテる(笑)という、ちょっと無いくらいのカリスマリーダーでして、暗殺によって若くして倒れたカエサルの遺言によって、親戚の子であった、このアウグストゥスが家督を継いだのです。
アウグストゥスは病弱で、大人しい子であったと記録があるくらいなので(普通は国のトップになればそういう部分は隠そうとされる筈ですが)本当に病弱で気弱な少年だったのだと思います。
そんな彼が、カリスマリーダーでも成し遂げられなかった、ローマ共和国の帝国化を成し遂げ、国の機構を充実させ、領土を安定化させ、パクス・ロマーナと呼ばれる平和と繁栄の時代の礎を築いたのですから、これほど痛快な事はありません。
もちろん、彼一人の功績ではなく、軍事においてはアグリッパ、政治においてはマエケナスという文武の腹心がアウグストゥスをバックアップしてこその功績なのですが、とかく最後は凄惨な権力争いになりがちなこの手の話では珍しく、彼らは最後まで腹心であり続け、最後まで重用し続ける人生を送ったのです。
何が言いたいのかというと、絶大なリーダーシップを発揮するカリスマの後継者は普通評価が低くなりがちですが(実際アウグストゥスは戦争のセンスが無く病弱な体質は生涯直りませんが)やり方によってはシッカリした成果を出す事ができるという希望の人物なのです。
舩越造園も私の祖父が立ち上げ、父が地元に基礎を築き、二人のカリスマの後を受けて、平凡な能力しか持ち合わせていない私が、どこまで結果を出せるのか?私の人生が終わった時に分かるのだと思います。
幸いな事に、アグリッパやマエケナスに匹敵する素晴らしい社員達に恵まれているので、これからも迷うことなく事業にまい進したいと思います。
社長

