たかが草刈されど草刈

舩越造園では、浜松市や静岡県が発注する街路や公園の樹木手入れ、除草なども請け負っています。
仕事の波を平準化し、経営を安定させ、昔のように「雨が降ったら休み」「けがと弁当は自分持ち」「社会保険?なにそれ美味しいの?」などという事は言わず、「事前に共有したカレンダー通りの休み」「けがは労災で」「社会保険は全て完備」という当たり前を実現するためには重要は業務です。

以前、こういった草刈業務が嫌で「個人の庭造りや剪定だけをやって、土日完全休み、社会保険完備の庭屋に転職します。」と言って辞めていった若者がいましたが、30連勤した挙句、体調不良で休みの連絡をしたら来なくていいと言われた、という風の噂を聞いた経験があります。
人を雇用してはいけないタイプの親方だったようですが、年端も行かない若者には分からないんですよね。残念な事をしました。

なので、私達は自分達の生活基盤を安定させるよう、そして技術向上に挑戦していく職人としてのマインドも尊重できるよう、草刈業務といえども、仕上がりを見たら思わず感嘆する、草刈機操作技術の実現に時間を割いています。

場所は会社の程近く、見通しの良い用水路沿いの道で、草刈は自治会が有志でやっているエリアで、田舎ならではの、のんびりした場所なのですが、道路の縁や割れ目から生える雑草が凄まじいエリアでもあります。

ここをお借りして、いわゆる「草っ原を伸び伸び刈る草刈り」ではなく「道路やフェンスを傷つけずギリギリの高さで刈る草刈り」を練習します。

ただ単に草刈機を使える、というレベルではダメで、早くキレイに周囲を傷めず刈る技術は案外難しく、ここでしっかり練習して、本番の作業に臨む事になります。

なぜ、そんな回りくどい事をしているのか?答えは明白です。

道路や公園の除草は税金で行なわれているからです。

皆さんの(そして我々の)税金で作業しているのですから半端な仕事はできません。

今回も、入社して浅い2名が研修中です。
秋の除草作業から期待しています!

社長