庭職とAIでは、実用化できない領域

ここ最近、 Gemini とか ChatGPT とか、様々なAIの活躍がめざましいのですが、庭屋さんの業界にもじわじわとやってきています。

何の変哲もない裏庭の砂利敷きの様子ですが、実はこれ、AIが描いた架空の砂利敷きです。
実際の写真は コチラ↓

この草が生えている現在の画像を ChatGPT に読み込ませ、プロンプトを与えて出力されたのが上の画像になります。
どうですか?まあアラを探せば、現実ならざる部分もありますが、お客様に雰囲気をご説明するには、十分な仕上がりです。

砂利の種類も、プロンプトを少し工夫すれば、割と思い通りのテクスチャで出力する事ができます。

このように、地方の零細造園業を営む社長でも、AIに触れて活用の糸口を探っている昨今、そのうち庭屋さんもAIに取って代わられるのではないか?という懸念も抱く方がいるかもしれません。

しかし、全然そんな事は無いんですよね。
以下、これから先もAIに絶対に仕事が奪われない4条件について簡単にお話しします。

環境が精密機械に合わない

屋外で作業をする仕事なのですから、夏は暑くて冬は寒い、土が目の前にありますので埃っぽいです。
そんなのは当たり前なのですが、これらは精密機械がとても嫌う条件になります。

移動コストがハンパない

拠点から作業できるロボットか何かを持ち出して、お客様の現場まで運び、セッティングをし、起動させ(作業を見守っていなくても良くなったとしても)それを再び回収し拠点まで持ち帰るのは、それなりにコストが掛かります。
で、実際にそれを行なうのは、機械やAIに精通したエンジニアになります。

安全性が担保できない

たぶん、これが一番の障壁だと思うのですが、人工知能を持つ自動で動く機械に殺傷能力の高い刃物を持たせて、実質野に放つ・・・そんな事がこの日本で本当に許可が下りるのか?現状、自動運転でさえ許可が下りていないのに?

まず、この行政の壁はとても高く超えられないものになるでしょう。

コストに見合うか

そして最後に、これらの障壁が全てクリアになったとして、一体そのマシンは1日いくらで稼働するのでしょうか?
最後に障壁は残念ながら庭屋さんの単価と最先端マシンとでは単価が見合わないという部分です。

まとめると・・・

つまり、AIが得意としている「清潔な空間」で「伺うのではなく待っている仕事」で「刃物は使わず」それでいて「客単価が高額」または「大量の仕事をこなせる」何なら「物質ではない情報などを扱う」場面が、AIが生かせる環境なのです。

造園業の中でもAIが活かせるシーンは冒頭のようにいくつもありますが、根幹となる作業そのものは、まだまだ人間の手によって行わなければいけない部分なのです。

社長