この写真、砂利と塀の下の石積みの間から生えている草、分かりますか。

この草はハンゲショウと言います。漢字で書くと半夏生です。
なんとなく、風流な感じがしますよね。
感じから受ける少しはかなげなイメージとは裏腹に、この草はめっぽう強い特性を持っています。
地下茎を伸ばして広がっていく特性なのですが、実はこれ、竹と同じなんですね。
竹もそうなのですが、取っても取っても、駆除してもしても、まあ絶やせません。必ず復活して来るのです。
そうやって地下茎を伸ばして少しでも残っていたらそこから増殖する植物はほかにもあります。
例えばドクダミ。漢字で書くと蕺。
こちらは匂いが強烈で臭くて、そのうえ強くて増殖するので嫌われています。
それからイタドリ。漢字で書くと虎杖。
こちらは赤い品種が見た目気持ち悪くて、そのうえ強くて増殖するので嫌われています。
半夏生は強くて増殖しますが、臭いもしないし、何ならきれいな花も咲くし、世間では割と好かれている部類です。
半夏生のそういう世渡り上手なところ・・・嫌いです(笑)
庭屋さんの業界にいる人々は、ある種生きにくさを抱えている方が多いなーと感じています。
私は、そういう生きにくさを感じている方が、毎日を普通に過ごしながら、何なら胸を張って、肩を揺らしながら楽しく生きて行く場を提供するのが使命だと思っています。
30歳のある夜、雷鳴轟く豪雨の夜、事務所で椅子から立ち上がった瞬間、その自分の役割に気付いて、突如涙が止まらなくなったので、まあそうなんじゃないかな、と自分なりに感じています。
どうやったら皆が楽しい人生を送れるか?試行錯誤は続きますが、もし少しでも生きにくさを感じていたなら、手に職を付けるという生き方も悪くないんじゃないかなと思います。
社長

