先日、お客様宅へ庭木の手入れへ行った時、枕木の劣化をご心配されていて、一部撤去する仕事をしました。

枕木の芯が劣化して空洞化しており、非常にもろくなっています。
確かに木製のものは、たとえ防腐剤がシッカリ注入されていたとしても、経年とともに劣化する事は逃れられない現実で、どこまでが「雰囲気」で、どこからが「劣化」なのかは様々な角度から考えて答えを出さなければいけない問題ですね。
もちろん、人間もナマモノなので、経年劣化は避けられません。
庭職人も、体力があるうちに様々な経験をし、気力体力共に充実した期間を経て、体力の衰えを感じ始め、気力も徐々に衰えてくる。そういう段階を踏みつつ最後は引退を迎えるのです。
昨今、定年の年齢が上がるとか、役職定年後から定年までの期間の待遇問題とか、様々取り沙汰されていますが、庭職人、こと当社の方々については、余りそのような心配は無用です。
まず、65歳が一旦区切りなのは世間と同等。
そこから話し合いの末に以下の待遇を検討します。
- 引き続き月給社員として残る(待遇面で理由もなく不利にはならない)
- 日割計算の月給制として残る(雨がしんどい、体力が心配など個人の希望があれば)
- 外注職人として再スタート(雇用ではなく協力職人に立場が変わる)
- 引退または別の人生
どれも、本人の希望がメインです。
会社に強要される事はありません。
事実、80代半ばまで現役で作業をしていた方もいらっしゃいます。
ご自身から「そろそろ引退するよ」と言われるまで、彼が力を発揮できそうな現場を一生懸命に探し、シフトに組み込み、何とかできないものかと模索していました。
庭職人というのは引退は自分で決めるのです。経営者が勝手に決めて良いものではありません。
もちろん、安全上の問題など命の危険に関わるリスクを見過ごすわけにはいかないので、シフトでも何ともならない場合は徐々に活躍の場が客先から社内業務に移っていくのですが、それもまた実力主義の世界といえるでしょう。
中途採用の方も、別の世界で得た知見や技術を応用して仕事に活かしてもらっています。
これからも、新卒中途にかかわらず、自身の能力を発揮しつつ、成長し、おだやかに劣化し(笑)、自らの職業人生に満足のいく人生を送ってもらいたいと思います。


