アイディアを形にする

今回ご依頼を受けた庭造り工事に限らず、私は庭に関するデザイン図面を進める際には、その時によって変わる色々な引っ掛かりを頼りに考えを広げています。・・・たとえば

  • ある特定の樹種
  • ある特定の加工物
  • ふと見た風景やテレビやネット画面の先に映った何か
  • お客様の言葉

何かが挙げられるわけです。

今回のご依頼の場合、ご要望がハッキリしているエリアが多かったのですが、一か所だけフリーに近い場所があって、玄関を開けた正面にある坪庭くらいの面積のエリアがそうだったのです。

で、この時は玄関を開けた最初の、左右が玄関扉枠でフレーミングされている直線の強い視界をイメージしてフワァッと浮かんだものを走り書きしました。・・・それがこのメモ書きです。

木の幹から放射状に出ている線は補助線で、その線が交わっている部分が消失点といいます。
平面図も何もない状態でこれを描き、上手く行きそうか自分の中で確認を取っている段階なのです。

さて、なぜこんな走り書きのメモを恥ずかしげもなく公開したかというと、先ほど申し上げた補助線や消失点が実は世界中の全ての仕事をするうえで大事な要素を含んでいる、という事なのです。

実はこのメモ、これからプロの方に清書してもらって、きれいな提案用パースに仕上げていくのですが、その際に必要になるのが共通認識=共通言語なんですよね。

仕事というものが「誰かの代わりにそれをして対価を得る」という性質がある以上、その誰か(お客様)とコミュニケーションを取るのは必至ですので、その際に品質の高い成果を出すためには共通認識が必要で、そのための共通言語はやはり重要になってきます。

当社は初心者歓迎でやってますし、事実歓迎なのですが、突き抜けて大きの人が関わる大事な仕事をする人というのは、この共通言語をシッカリと覚えているヒトだという事は間違いない事実です。

とはいえ、それを覚えるためのハードルは非常に低くなっているので、前向きな行動をとろうと思えば、割とすぐ覚えて頂けるような類いのものなのかなと感じています。

社長